さて。無事帰国したわけだが。
 
 
 
帰ってきたら、
・いきなり長嶋氏が入院していて、それが昭和天皇並みかそれ以上の扱いでしかも一茂が官房長官みたいな役割だと聞き、おどろく。
・マドリーで大規模テロが起こったと聞き、またおどろく。
・そしてそれ以外は大して世の中変わってないらしいとわかり、ほっとする。
 
今回の旅行は完全にイレギュラーであり、今考えるとその道中も結構いかがなものか(宗男氏ばりに)というところで、こう書くと楽しくない旅だったように感じるかもしれないがはっきり言ってその通りという身もフタもない事実に呆然とするばかりだ。
 
正確に言うと、楽しくなかったわけでは、ない。随所で遭遇したなんだかんだのゴタゴタがまるでドリフのネタのごとく事前に読めるような性格であったために結構楽しんでいたような気がする。ただ、そのネタが
 
      ☆ と っ て も ヘ ビ ー ☆
 
というだけの話なのだ。「だけ」と言うにはあんまり過ぎたが。なんというか、

マジックの手伝いと聞いてナポレオンズのアシスタントかと思ったらテンコーのそれでいきなり大脱出させられるようなおいなんかダイナマイト積んであるぞ

みたいな、そんな感じ。ってどんな例えだ<俺
 
 
そもそも、私は今回ロシアを舐めていた。
・サンクトペテルブルグはヨーロッパに近いからロシア的なものは薄い
・昨年300年祭で観光に力を入れていたらしいから何とかなるだろう
・もうさすがにソヴィエト時代の面影はなかろう
・有名で、大都会で、大美術館のエルミタージュや世界トップクラスのマリインスキー劇場を有しているのだから多少は観光地化されているであろう
 
そして極めつけは
・元札幌市民ならば北国だからといって恐れることはなかろう
・今までも何とかなってきたのだから、何とかなるだろう
 
と。まあ確かに結果からいうと何とかはなった。しかしながら、一つの土地に慣れるまでに、曲がりなりにも自分の思うように動けるようになるまでに、丸々3日かかったというのはかつてなかった。でもって、前述の予想はことごとく裏切られた。これははっきりいって自分にとってショックで、前回の日記で「手強い」と書いたのはそのためだ。
 
 
2日目の夜。ふとそれまで破竹の勢いだったにもかかわらずモスクワ攻略に失敗し敗北への道をたどったナポレオンやヒトラーを思い浮かべた…彼らもきっと、自慢の兵隊が初めて無惨な姿を晒すのを目の当たりにして
「こんなはずではない。
 こんなはずではなあぁいぃっっっ!!!!!」
と叫んだに違いない。
私にとってのペテの街は彼らにとっての冬将軍とイコールなんかいっ!!と。あ、ペテを愛する人がいたらso sorry. 頭の弱い学生の戯言と聞き流してくだされば。
 
 
と、ここまで非常にネガティブに書き連ねてきたが、今回の旅は行って良かったと思う。うんうん。
 
それは単に
・度胸がついた、
・自分の持ちうるキャパシティのしょっぱさを気づかされた、
・学生らしい(余裕がないと無理はできない)経験ができた、
といったいわゆる「苦労も経験のうち」みたいな性格のものを得られたからというのもあるけれど、
 
やはり
・快適とは言い難かったがペテの街は味わいがあった
・マリインスキーのバレエをなんとか3本観た>なかなか良かった
・エルミタージュもロシア美術館も行った>一応自分の興味を満たせた
・4日目以降からはなんとかストレスを感じずに好きなように観光できた
みたいな単純に「楽しいぞ」とわくわくするような場面がそれなりにあったからじゃないかな、と。
 
とまあぐだぐだと書いてきたわけだが。まあ何というか…
「終わりよければすべてよし」
に集約されるような気が。てなわけで、
『よかったのです♪』と。
 
 

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