だからこの街で映画見るには隣町のでかジャスコに行くしかないんです。田んぼの中をチャリで30分。ヨコを走る車は80キロオーバー。わお。とにかくジャスコ大きすぎます。車で1時間圏内は商圏と見た。スケールが違う。もろアメリカ。それでいてちゃちい造り=すべった&飽きられたら即撤退可能。こんなビジネスモデルもある。
 
 
で、そこのシネコンでやってたんで見てきた。
いやー

ベタベタベタベタベタベタ…

はいここで泣いてください!!はい泣いたー また泣けますよー ほれほれ…てな感じ。すべては泣かせるために出来ている。だから素直な方は良く泣けると思いますよ。やっぱ全国各地のシネコンで上映するだけある。日本人の平均的な涙腺構造を直撃!!ミニシアターに慣れている身にはある意味新鮮でしたな。

普段は見る前から内容が予測できるような作品は見ないのだが、『きょうのできごと』が良かったんでそれと同じ行定勲監督作品ということで。見終わってみると監督すごいなーと。ありがちな話をそれなりにまとめている。やっぱメジャーな作品もしっかり作れる(GOでもう証明されているけど)ってのは大切ではないかなと。とても素直で分かりやすい作品という印象。『泣かせるのは難しくないんだよね』という声が聞こえてくるよう、とは言い過ぎかな? ともあれ、映画を作り続けるにはこういう作品もこなせないといけない。(稼げる作品を作れない→スポンサーが付かない→作品作るチャンス自体がなくなる)てなわけでこれからも期待しています。

一応柴咲コウ&大沢たかお主演となっていますが、ぶっちゃけそんなんどうでもいい感ありありです。長澤まさみがすべて。彼女のファンはいかなる事情があろうとも見に行くべき。てか監督!!あなたまさみ嬢をひたすら撮っていたかっただけちゃうんかと。一ファンなだけちゃうんかと小一時間問いつめたい(笑 最近ハアハアが足りないなーって男子は良いかも?!それだけ彼女のためにあるような映画ってことです。はい。
 
小道具(テープ)をうまく使うことでノスタルジーを呼び起こし30代に受ける作品に。これにより10代から30代までOKと。なるほどね。あと意外だったのはかなり男性からの視点に仕上がっていること。特に大沢たかお。あんな男を許せるばかりか逆に謝りまでする女がいるかいな??と。フェミニストの彼女とのデートにはお勧めできませんなー 
 
 
いかにもという感じだが、見たかった映画なのでしょうがない。そのうち名古屋でも上映があるらしいがどうにも気になって先に見てきたわけです。

良かったと思いますよ。ええ。まあ変だなぁ??と思うところは多数あり、これを真に受けている外人がいたらそれはそれで問題かもと思ったりもしたが、外国人が作った作品だからしょうがないんじゃないかなとも。よく聞く話だが、これはディテールにはさほど気を使っておらず、雰囲気や二人の心のゆらぎを描くのに重点が置かれた作品(だと思う)だとすれば、その目的は十二分に達成されている。
少なくとも僕はあの二人の微妙な距離を見つめているだけで満足。スカーレット・ヨハンソン(シャーロット)が可愛いからツボに入ったという説もあるが(笑
 
画が良かったなあ。
シャーロットからボブがタバコを取って(逆だっけか?)吸うとこ
はっぴいえんどが流れるとこ(音よし。サントラ買おうかな)
ラストで二人が別れるとこ
全般に良かったんだが、クラブのシーンだけはどうも好かんかった。でもこれは生理的なもんかも。

そう、二人を結びつけるために東京が使われているのですよ。今更ながら。その小道具としての「東京」のセレクトが良かったからヒットしたような気がするんですな。物珍しさってのももちろんあると思うんだけど。今の東京を描いた作品ってないから。
どうも欧米人はこんな作品に飢えているような気がする。なんだかんだ言っても西欧のカルチャーとオリエンタルが混じっている大都市は日本のトーキョ−くらいじゃないかな?レベルが高いかどうかは別として、カルチャーの多様性ではダントツだと思うし。
だから気にはなるが、情報が少ない。そんな状況があるんじゃないかと勝手に推測。日本でのNYやロンドンに関する情報量に比べると、その逆はどうなんでしょうかね?気になるところではある。
 
 
しかしライズ@渋谷は好かん。銀座で見たかった。せめてシネセゾンだったら良かったけど。
あの人混みはきっついよ〜
 
 
 
DVD ソフィア・コッポラ監督が、自らの来日での経験を生かして書き上げた本作で、第76回アカデミー賞脚本賞を受賞。CMを撮るために来日したハリウッドのアクション・スターと、ミュージシャンの夫に同行するも、ホテルに取り残されたアメリカ人女性が、たがいの気持ちを理解し合う。ただそれだけの物語だが、東京のカルチャーが外国人旅行者の…

ドッグヴィル

2004年4月12日 映画
 
遅ればせながらこの週末に見ました。元バイト先でリスペクトしていた社員の方が
「演劇みたいな、じゃない演劇そのもののなんだよ!僕は何回でも見たいね!」
と絶賛していたんでこれは見とかないと、と。でやっとでしたよ。


結論から言うと
  満  点  。

ただ、もういろいろな人がさんざん言っていると思うんですが、まともな人・素直な人などにはおすすめしません。普通に酷いし。ストーリー、話の筋は王道的なもので、目新しさはないです。まあ僕も展開はあっさりとわかった(まあある程度映画や芝居見ている人なら簡単にわかるはず)んですが、この映画は細部の作り込みができていて、自明の展開を前提とした上での「見せ方・画づくり」が飛び抜けてすごかったような気がします。

そして忘れてはならないのが、「映画でできることは何か」という問いに答えを出していたこと。この映画は冒頭で引用したように演劇をスクリーンで映したものです。これは僕の私感ですが、良い演劇とは「想像力をかき立てるもの、頭を使わせてくれるもの」だと思っています。その要素はほぼ完璧。さらに映画でしかできない手法も織り交ぜてきた。感嘆しましたよ。ええ。

演劇を作っている人、携わっている人は見ておくべきです。映画でこういった作品ができるってことは、演劇には何ができるんだろう、と考えてみてはいかがでしょうか?(ちょっと大げさかな?)

ストーリーで少し触れると、田舎に迷い込んだ都会人の話なんですよね。だから田舎から都会に出てきた僕には「ああ、田舎ってそういうとこあるよな」と理解できましたね。日本の田舎もアメリカの田舎も変わらんのだなとも。
 
 
あと、これに出てくるトムを見ていると「中途半端に頭の良い奴が一番質が悪い」と言う話を思い出しましたよ。

  頭の切れる奴は司令官、戦略をつくるために不可欠
  頭の悪い奴は兵隊、司令官に従わせればよい
  中途半端に切れる奴は司令官の足を引っぱる。最も使えす、むしろ危険

そういや人事部長が言ってたよ。
自分の立ち位置を認識しなさい」と。
うん、いい言葉だ。経験はあなどれんね。


 
ISBN:4048973320 単行本 小島 由記子 アーティストハウスパブリッシャーズ 2004/01 ¥1,050
 
今日見てきました。明日から会社勤めで3日後から工場研修で地方なので、東京での映画はしばらく見られない。で、最後の映画にこれをセレクトしてよかった、と。

レビューにもあるように何も起こらない映画。日常のひとコマを切り取ったというか。学生生活の中のちょっとスペシャルな日、誰だってそんな日があったはず。人によっちゃ起伏もテーマもなくてつまんねー、って印象もあるでしょう。ですが、僕には結構ツボでした。ちょっと泣いてしまったよ。

たぶん、今年卒業の人は泣けるはず。記憶に訴えるという表現がぴったり。「似たようなことあったな」と思いつつ自分の記憶と重ね合わせる。そんなことができる映画。こういうのってなかなかないような気がするんですよね。簡単そうでとっても難しい。またこの作品は随所に笑いがあるからそれほど飽きない。脚本・演出がよくできているように感じましたね。

あと、ヤイコの主題歌もいいっすね。作品にぴったりです。
  
  ♪この世界で一番の♪ 
  ♪愛をあなたに注ぐ♪
 

 
DVD 日活 2004/02/16 ¥3,800 設定は極端で過激。でも、なぜか共感を誘ってしまう登場人物たち。ペドロ・アルモドバル監督の持ち味が最大限に生かされ、第75回アカデミー賞で脚本賞を受賞した一作。 ともに愛する女性が昏睡状態になってしまったため、必死に看病を続けるふたりの男。しかし、ひとりは、元気だった頃の彼女をストーカーのように思い続けていたとい…
 
 
昨年見た映画の中では一番良かったかも。ピナ・バウシュが出てくるのもダンス好きにはポイント高し。この二人の女性(バレリーナ:写真左&闘牛士:写真右)のどちらが好みかでこの映画に対する印象も変わってくるかと。僕はちなみに闘牛士。主役のマルコが闘牛用の服を彼女に着せるシーンはいいね!うんうん。
 
スペインの巨匠といわれるアルモドバル作品は他オールアバウト…しか見ていないけど(エラそうに語るなと言うところだが)こっちのほうが圧倒的に好き。描写が丁寧でウェットな作り。さっぱりとしたハリウッド作品的恋愛が好みの人には合わないかもです。
 

シービスケット

2004年2月2日 映画
DVD 1930年代、不況の真っただ中のアメリカで、1頭のサラブレッドの活躍が国民に勇気を与える─。実話をもとにした感動のドラマ。騎手ジョニーが乗る「シービスケット」は、西海岸での競馬レースで連勝。しかし、東海岸の王者からの挑戦を受け、レースを目前に控えたとき、ジョニーが半身不随の重傷を負ってしまう。 騎手の目線でとらえた…
 
 
先日見ました。競馬をテーマにした作品。競馬好きはむろん、歴史ロマンが好きな人におすすめですね。ちなみに、週刊文春で全員が5つ星をつけたと話題になっています。ベタな展開なんでそういうのが好かん人には向かないかも。
☆☆☆☆(見ておいたほうがよいかなレベル)
 

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